Windows用LabVIEW 2012 Service Pack 1、Readmeバージョン12.0.1
2012年12月
このファイルには、Windows用LabVIEW 2011 Service Pack 1(SP1)のシステム要件、インストール手順、LabVIEW 2012 SP1で修正された主なバグの一覧、LabVIEWの既知の問題など、重要な情報が記載されています。
LabVIEW 2012 SP1の最新情報については、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトを参照してください。
モジュールやツールキットなど、LabVIEWのアドオンについてのReadmeファイルは、labview¥readmeディレクトリを参照してください。
システム要件
インストール手順
NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8と使用する
既知の問題
LabVIEW 2012 SP1(64ビット)
LabVIEWヘルプへの追加事項
バグ修正
NI製品のインストールを自動化する
重要情報
システム要件Windows | ランタイムエンジン | 開発環境 |
プロセッサ | Pentium III/Celeron 866 MHz または同等のプロセッサ | Pentium 4Mまたは同等のプロセッサ |
RAM | 256 MB | 1 GB |
画面解像度 | 1024 x 768ピクセル | 1024 x 768ピクセル |
オペレーティングシステム | Windows 8/7/Vista(32ビットおよび64ビット)
Windows XP SP3(32ビット)
Windows Server 2003 R2(32ビット)
Windows Server 2008 R2(64ビット) | Windows 8/7/Vista(32ビットおよび64ビット)
Windows XP SP3(32ビット)
Windows Server 2003 R2(32ビット)
Windows Server 2008 R2(64ビット) |
ディスク容量 | 353 MB | 3.67 GB(NIデバイスドライバDVDのデフォルトドライバを含む) |
カラーパレット | なし | LabVIEWおよび『LabVIEWヘルプ』には、16ビットカラーのグラフィックが含まれています。LabVIEWでは、16ビットカラー以上のカラーパレットの設定が必要です。 |
一時ファイルディレクトリ | なし | LabVIEWは一時ファイルを保存するためにディレクトリを使用します。一時ディレクトリ用に数メガバイトのディスク空き容量を確保してください。 |
Adobe Reader | なし | すべてのLabVIEWマニュアルのPDF版を検索するには、Adobe Readerがインストール済みである必要があります。 |
メモ: : 以下は、WindowsでLabVIEWを使用する場合の制限事項です。- LabVIEWは、Windows 2000/NT/Me/98/95またはWindows XP x64をサポートしていません。
- ユーザはWindowsのゲストアカウントを使用してLabVIEWにアクセスできません。
|
メモ 上の表が最新のシステム要件です。『LabVIEWインストールガイド』には、LabVIEW 2012 SP1用に更新されたシステム要件が記述されていません。
インストール手順LabVIEWを初めてインストールする際の手順、またはLabVIEWを旧バージョンからアップグレードする際の手順は、それぞれ以下のドキュメントに記載されています。
- 『LabVIEWインストールガイド』―LabVIEW、モジュール、ツールキット、ドライバ、およびハードウェアのインストールに関する情報が記載されています。
- 『LabVIEWアップグレードノート』―LabVIEWの新バージョンをインストールする前に既存のVIおよびプロジェクトを保護する方法、アップグレードと互換性に関する問題、LabVIEW 2012およびLabVIEW 2012 SP1のすべての新機能の一覧が記載されています。
『LabVIEWインストールガイド』と『LabVIEWアップグレードノート』は、ni.comまたはインストールメディアにあります。
メモ: この製品をNIソフトウェアスイートまたはNI製品バンドルの一部として購入した場合は、それらのインストールメディアからこの製品をインストールできます。
NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8と使用するナショナルインスツルメンツのソフトウェアをMicrosoft Windows 8にインストールすると、NI LabVIEW、Measurement & Automation Explorer (MAX)、および新しいNI Launcher等のNIアプリケーションソフトウェア製品へのショートカットを含む新しい製品名がスタートスクリーンに表示されます。
NI 起動ツールを使用するNI 起動ツールによってインストールされているNI製品を検索および起動できます。前バージョンのMicrosoft Windowsにあるスタートメニューと似た方法でNI製品の検索が可能です。NI 起動ツールを使用するには、スタートスクリーンにあるNI 起動タイルをクリックします。NI 起動ツールがデスクトップを表示し、NI製品一覧を含むメニューを開きます。起動するNI製品をクリックします。
メモ 前バージョンのMicrosoft Windowsとは異なり、MAXはデスクトップのショートカットに表示されません。MAXはスタートスクリーンまたはNI 起動ツールから開くことができます。 |
頻繁に使用するアプリケーションをピン留めするMAXなど特に頻繁に使用するNIアプリケーションをスタート画面またはデスクトップのタスクバーに便利にピン留めすることができます。
現在のアプリケーション | アイコンの場所 | ピン留めするための操作 |
Windows 8デスクトップ | デスクトップタスクバー | アプリケーションを右クリックして「タスクバーにピン留めする」を選択 |
Windows 8デスクトップ | スタート画面 | アプリケーションを右クリックして「スタートにピン留め」を選択 |
Windows 8スタート画面 | デスクトップタスクバー | アプリケーションを右クリックして画面の下にあるメニューバーから「タスクバーにピン留めする」を選択 |
すべてのプログラムを検索するスタート画面からドキュメントファイルなどの特定なアプリケーションまたはそれに関連するファイルを検索したい場合、スタート画面の何もない場所を右クリックして「すべてのアプリ」を選択します。すべてのインストールされているソフトウェアとそれに関連するファイルがアルファベット順に表示されます。
Windows 8におけるNIのサポートについては、ni.com/windows8を参照してください。
既知の問題ソフトウェアとドキュメントの既知の問題のリストはオンラインで参照できます。LabVIEW 2012およびLabVIEW 2012 SP1の既知の問題の最新リストは、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトを参照してください。
LabVIEW 2012 SP1(64ビット)LabVIEW 2012(64ビット版)をWindows SP1(64ビット版)で実行すると、32ビットのオペレーティングシステムまたは32ビットのアプリケーションよりも大きな容量のメモリを使用できます。LabVIEW 2012 SP1(64ビット)には、LabVIEW 2012 SP1(32ビット)のほぼすべての開発環境機能が含まれています。
LabVIEW 2012 SP1(64ビット)のコピーの入手方法については、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトを参照してください。
サポートされているハードウェアLabVIEW 2012 SP1(64ビット)では多くのハードウェアデバイスがサポートされています。LabVIEW 2012 SP1(64ビット)と互換性のあるドライバの情報については、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトを参照してください。GPIBデバイスでは、Windows用NI-488.2 2.6以降を使用する必要があります。LabVIEW 2012 SP1(64ビット)との互換性については、各ハードウェアのドキュメントを参照してください。
サポートされているモジュールLabVIEW 2012 SP1(64ビット)は、NI Vision Developmentモジュールのみをサポートしています。詳細については、Vision Developmentモジュールのドキュメントを参照してください。LabVIEW 2012 SP1(64ビット)をサポートする追加モジュールはありません。
LabVIEWヘルプへの追加事項以下の一覧は、『LabVIEWヘルプ』、『LabVIEWアップグレードノート』に記載されていないLabVIEWの変更点です。
- LabVIEW 2012 SP1によるコンパイラ最適化はマシンによって異なるため、ビルド済みアプリケーションのバイナリコンテンツをあらゆるマシンで確実に同一にするための手順が必要となる場合があります。LabVIEW 2012 SP1でビルドを複製する方法については、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトを参照してください。
バグ修正以下は、LabVIEW 2012 SP1モジュールで修正された一部の問題のIDとタイトルです。このリストは、LabVIEWの現行バージョンで修正された問題をすべて網羅しているわけではありません。バグIDをご存知の場合、この一覧で修正状況を確認いただけます。
ID | Fixed Issue |
375494 | Improved update rate of front panel control value references |
373305 | Property: Mouse for 2D Picture controls returns incorrect values after using Invoke Method: Reinitialize to Default on the 2D Picture control |
373150 | Error code 3 when running LabVIEW 64-bit applications using NI_AALBase.lvlib, that were installed with installers built in 64-bit LabVIEW Application Builder |
371714 | Slow load time when adding a VI to the Exported VIs List for a DLL |
371651 | LabVIEW Source Control prompts to add vi.lib or instr.lib to source control even if they are to be excluded |
370957 | Specific type of cluster sent over the network may produce incorrect results |
370578 | LabVIEW User Interface responsiveness decreases on Mac OS when many VIs are loaded into memory |
370259 | Custom Waveform Graphs display NaN values incorrectly |
368875 | Slow load and close time for large Application Build specifications |
368466 | Plot visibility check box cannot be toggled for plot 0 on an XY Graph |
368396 | Certain applications built with Application Builder fail to launch |
368000 | Using Property: Owner to get an owning cluster's reference on the cluster's sub-controls returns incorrect value if the sub-control reference came from Property: Controls[] of the owning cluster |
367463 | References returned by Property: Controls[] of a pane containing type definitions are incorrect |
367428 | Private inlined VIs in a library cannot be built into packed project libraries |
366331 | Dynamic event registration of an array of controls fails with Error 1 |
365679 | LabVIEW 3D Picture control does not work with certain AMD video card drivers |
364799 | Selecting the Configure Web Application Server button immediately after preference page load results in 404 error |
364462 | Crash when changing value of typedef constant |
363945 | LabVIEW crashes if changing properties for multiple selected nodes by right-clicking the label |
362925 | Crash when dragging instance of Polymorphic VI from dialog to block diagram |
362576 | Invoke Method: Add File crashes LabVIEW if Path parameter contains too many characters |
362366 | Packed Project Library deployment fails on Real-Time targets |
362018 | Crash when loading some VIs, saved in a previous version of LabVIEW, into LabVIEW 2012 |
361857 | Certain network configurations cause slow loading of NationalInstruments.LabVIEW120.dll |
361839 | Boolean constant & string constants grow to length of label when cluster is type defined |
361666 | Tools»Actor Framework Message Maker... is missing in Linux |
357092 | Cannot use right-click shortcut menu to create items for the reference out terminal of Property Node (XML) or Invoke Node (XML) |
323332 | Control reference returned from CtlRef of an Event Structure is incorrect for Type Definitions |
312538 | Link between .NET Constructor Node and Assembly is sometimes lost even when .NET Assembly exists |
237213 | Event registration refnum of typedef does not update when typedef updates |
212136 | "The VI is not executable. The full development version of LabVIEW is required to fix the errors" dialog on a built app |
184689 | LabVIEW UI is less responsive when displaying NaN values on 3D Surface Graph |
バグを修正するためにVIを再コンパイルする以下の修正は、問題を修正するためにVIを手動で再コンパイルする必要があります。
- 366331—Dynamic event registration of an array of controls fails with Error 1
サブVIを再コンパイルせずにVIを強制的に再コンパイルするには、キーを押しながら実行ボタンをクリックします。メモリ内のすべてのVIを強制的に再コンパイルするには、キーを押しながら実行ボタンをクリックします。現在のVI階層全体を強制的に再コンパイルするには、現在開いているVIをすべて閈]じて、トップレベルVIを開き、キーを押しながら実行ボタンをクリックします。この方法では、階層内で動的に呼び出されるVIはどれも再コンパイルされません。
指定したディレクトリにあるVIを再コンパイルするには、以下の手順に従います。
- LabVIEWを開きます。
- ツール→上級→一括コンパイルを選択して一括コンパイルダイアログボックスを表示します。
- 目的のディレクトリに移動して、現在のフォルダボタンをクリックします。
- そのディレクトリにあるすべてのVIをアップデートとともに再コンパイルするには、一括コンパイルボタンをクリックします。
- 終了ボタンをクリックして、LabVIEWに戻ります。
NI製品のインストールを自動化するコマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化することができます。しかし、2012年8月リリース(NIインストーラのバージョン3.1以降を使用した製品)以降は、NIソフトウェアのサイレントインストール時またはその前に追加ステップを実行する必要がある場合があります。
お使いのNI製品がMicrosoft .NET 4.0を使用している場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行され、NIソフトウェアのインストールが始まる前にマシンの再起動が必要になる場合があります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.0 をインストールしてください。
詳細については、以下の技術サポートデータベース記事を参照してください。
- 個々のNI製品のサイレントインストールについての詳細は、技術サポートデータベース4CJDP38M: 単一インストーラのインストールを自動化するを参照してください。
- NIソフトウェアスイートのサイレントインストールについての詳細は、技術サポートデータベース4GGGDQH0: パッケージインストーラのインストールを自動化するを参照してください。
- ご使用の製品にどのバージョンのNIインストーラが含まれているかを調べるには、技術サポートデータベース4CJDR18M: 使用しているナショナルインスツルメンツのインストーラタイプとバージョンの確認方法を参照してください。
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- 注意事項は、¥_Legal Informationおよびディレクトリにあります。
- EULAは、\Shared\MDF\Legal\licenseディレクトリにあります。
- NI製品とともに作成したインストーラに法律情報を組み込む方法については、¥_Legal Information.txtをお読みください。
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